目的
この記事では、Angular開発の必須環境となるVisual Studio Code、Node.js、Angular CLI、TypeScriptの環境構築手順について記載する。
※ インストーラーのバージョンは最新バージョンに読み替えること。
Visual Studio Code : VSCodeSetup-x64-1.63.2.exe
Node.js : node-v16.13.1-x64.msi
Visual Studio Codeのダウンロード
以下、Visual Studio Codeのダウンロード手順について記載する。
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公式サイトにアクセス
Visual Studio Code公式サイト(https://code.visualstudio.com/)にアクセスし、[Download for Windows]アコーディオンを展開し、[Other downloads]をクリックする。
※ [Stable]は安定版、[Insiders]は開発途中版を意味する。

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インストーラーのダウンロード
[System Installer]の[64 bit]をクリックし、任意の場所にダウンロードする。
※「VSCodeSetup-x64-1.63.2.exe」というファイル名でダウンロードされる。
※ 全ユーザーアカウントがVSCodeを利用できるSystem Installer版以外にも、特定のユーザーアカウントのみVSCodeを利用できるUser Installer版と自動アップデートができない落としきりの.zip版がある。

Visual Studio Codeのインストール
以下、Visual Studio Codeのインストール手順について記載する。 ダウンロードしたインストーラー「VSCodeSetup-x64-1.63.2.exe」を起動し、下記手順でインストールする。
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使用許諾契約書の同意
「同意する(A)」、「次へ(N)」をクリックする。
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インストール先の設定
標準設定「C:\Program Files\Microsoft VS Code」のまま「次へ(N)」をクリックする。
※ インストール先は任意。
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プログラムグループの指定
スタートメニューにショートカットを作成する。標準設定「Visual Studio Code」のまま「次へ(N)」をクリックする。
※ ショートカットの作成有無は任意。
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追加タスクの選択
起動オプションの設定を行う。標準設定では有効化されていない上部3つの追加タスクも利便性上有効にし、「次へ(N)」をクリックする。
※ 各設定の有効/無効は任意。
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インストール準備完了
設定内容を確認し、間違いなければ「インストール(I)」をクリックする。
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セットアップウィザードの完了
標準設定の「Visual Studio Code を実行する」を無効化し、「完了(F)」をクリックする。
※ 有効/無効は任意。
以上で、Visual Studio Code のインストールが完了。
Visual Studio Codeの初期設定
以下、Visual Studio Codeの初期設定について記載する。
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Visual Studio Codeの日本語化設定
下記手順で日本語化設定を行う。-
多言語対応の追加設定画面を表示
Visual Studio Code を起動し、メニューの[View]から[Command Palette]を選択後(または、[Shift + Ctrl + P])、[Configure Display Language] → [Install Additional Language]と続けて選択する。

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多言語対応の追加設定画面

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日本語化パッケージをインストール
サイドメニューから[Japanese Language Pack for Visual Studio Code]の[Install]をクリックする。
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Visual Studio Codeの再起動
インストールが完了すると右下に [Restart Now]が表示される。
[Restart Now]をクリックし、Visual Studio Codeを再起動する。
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日本語化されているかの確認
下記キャプチャーのように日本語化されていれば、正常に日本語化設定ができている。
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Visual Studio Codeターミナルの実行ポリシー設定
Windowsでは、Visual Studio Codeの内部コマンドにPowershellが使われており初期状態では、Powershellのポリシー変更を行わないとターミナルからのコマンド実行ができない。
そのため、ターミナルからPowershellコマンドが実行できるよう下記手順で settings.jsonに実行ポリシーの変更設定を行う。-
settings.json の表示
Visual Studio Code を起動し、メニューの[表示]から[コマンドパレット]を選択後(または、[Shift + Ctrl + P])、settingsでフィルターをかけ、Preferences: Open Settings(JSON)を選択する。
settings.jsonが表示される。
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実行ポリシーの変更設定
実行ポリシーの初期設定では、全てのスクリプト実行を制限するRestrictedとなっているため、ローカルスクリプトと非ローカル上の署名のあるスクリプトのみ実行可能とするRemoteSignedをsettings.jsonに設定する。
※ 下記3行をカンマ( , )で繋げて追記する。"terminal.integrated.env.windows": { "PSExecutionPolicyPreference": "RemoteSigned" }
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Node.jsのダウンロード
以下、Node.jsのダウンロード手順について記載する。
- Node.jsのダウンロード
Node.js公式サイト(https://nodejs.org/ja/)から [16.13.1 LTS 推進版] をクリックする。
LTS版(Long Term Support)は長期間保守実績があるバージョンで、安定版として推奨されている。
※ Node.js公式サイトのダウンロードボタンは、アクセスしたOSに最適なインストーラーが設定されるため、別端末の環境構築する場合に注意。
Node.js のインストール
以下、Node.jsのインストール手順について記載する。
※ 注意:Macの場合は、「Node.js のインストール (Mac)」を参照。
ダウンロードしたインストーラーnode-v16.13.1-x64.msiを起動し、下記手順でインストールする。
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Node.jsのインストール
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セットアップウィザードの開始:「Next」をクリックする。

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エンドユーザーライセンスの同意:「I accept the terms in the License Agreement」を有効化し、「Next」をクリックする。

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インストール先の設定:標準設定「C:\Program Files\nodejs\」のまま「Next」をクリックする。
※ インストール先は任意。

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インストール内容の設定:標準構成のまま「Next」をクリックする。
※「Node.jsの実行環境」、「npmパッケージマネージャ」、「オンライン説明文章へのショートカット」のインストールと「環境変数PATHへの登録」が設定される。

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ネイティブモジュールツールのインストール設定:これまでの設定内容に間違いなければ、「Install」をクリックする。
※ 一部のnpmモジュールは、インストール時にC/C++からコンパイルする必要があるため、対象のモジュールをインストールしたい場合に有効化する。
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インストールの開始:これまでの設定内容に間違いなければ、「Install」をクリックする。

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インストールの完了:「Finish」をクリックする。

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Node.js のインストール (Mac)
Macは、パッケージ管理ツールHomeBrewからNode.jsをインストールすることを推奨する。-
HomeBrewのインストール
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"-
上記でインストールで下記の Warning がでる場合
Next stepsを実施する。Warning: /opt/homebrew/bin is not in your PATH. Instructions on how to configure your shell for Homebrew can be found in the 'Next steps' section below. -
Next steps
$ echo '# Set PATH, MANPATH, etc., for Homebrew.' >> /Users/XXXXX/.zprofile # XXXXXは、ユーザー名 $ echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/XXXXX/.zprofile # XXXXXは、ユーザー名
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HomeBrewのパス設定
$ touch .zprofile # 環境変数パスの設定ファイル作成(ファイルが存在しない場合のみ実施) $ vim .zprofile # binのパス設定を追記(インストール先は各環境に合わせる) export PATH="/opt/homebrew/bin:$PATH" -
Node.jsをインストール
$ brew install node@18 # バージョン指定は任意 -
Node.jsのパス設定
$ touch .zprofile # 環境変数パスの設定ファイル作成(ファイルが存在しない場合のみ実施) $ vim .zprofile # binのパス設定を追記(インストール先は各環境に合わせる) export PATH="/opt/homebrew/opt/node@18/bin:$PATH"
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Angular CLI / TypeScriptのインストール
Node.jsに付属しているNodeのパッケージ管理ツールであるnpm(Node Package Manager)を用いて、Angular CLIとTypeScriptのインストールを行う。
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Angular CLIのインストール
コマンドプロンプト(※)から、下記インストールコマンドを実行する。$ npm install -g @angular/cli※ コマンドプロンプトの起動
Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を起動し、コマンド「cmd」を入力し、「OK」をクリックする。

下記のように「脆弱性が \(0\) 件」と表示されれば正常。

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バージョン確認 コマンドプロンプトから下記バージョン確認コマンドを実行する。
$ ng version下記のようにAngular CLIのバージョン内訳が確認できる。

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TypeScriptのインストール
コマンドプロンプト(*1)から下記インストールコマンドを実行する。$ npm install -g typescript下記のように「脆弱性が0件」と表示されれば正常。

- バージョン確認
コマンドプロンプト(*1)から下記バージョン確認コマンドを実行する。
下記のようにtypescriptのバージョンが表示される。$ tsc -v
- バージョン確認
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npmコマンドの補足
上記で実行したコマンドの補足説明を記載する。-
npm install
npm installは、npmをインストールしたフォルダ直下(※)にあるpackage.jsonに記載されたパッケージをまとめてインストールするコマンド。 ※ npmのフォルダ確認コマンド$ npm ls -g npm -
-g オプション
-g オプションは、コマンドを実行したフォルダ階層に関わらずインストールするパッケージを使えるようにする設定で、-gオプションがない場合、カレントフォルダ(上記コマンドプロンプトを起動した時点のフォルダ)にインストールされ、パッケージのスコープがカレントフォルダ内のみとなる。なお、実際の開発時は、同一の開発マシン内でバージョン別に動作確認する場合を想定し、あえて-gオプションなしでインストールする場合もある。
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npm ls
npm lsは、インストール場所とバージョン確認を表示するコマンド。-
例 : 下記、これまでにインストールしたモジュールのインストール場所とバージョン確認のコマンド。
$ npm ls -g npm $ npm ls -g @angular/cli $ npm ls -g typescript -
npm uninstall npm uninstallは、その名の通り、npm installでインストールしたモジュールをアンインストールするコマンド。
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例 : 以下、これまでにインストールしたモジュールのアンインストールコマンド。
$ npm uninstall -g @angular/cli $ npm uninstall -g typescript
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