目的
この記事では、ルートコンポーネントが表示されるまでのプログラムの流れについて要説する。
また、雛形プロジェクトを生成した直後の状態をサンプルとし、ルートコンポーネントの表示結果となる前ページWebシステム開発 - Angular入門:雛形プロジェクトの作成 > ローカルサーバーの実行確認 > ローカルサーバーの起動確認の起動画面(template-pj app is running!.)表示を例に記載する。
※ 起動画面は、以降で示すトップページ → スタートアップコード → ルートモジュール → ルートコンポーネントの順で読み込まれる。
トップページ(index.html、styles.css)の読み込み
index.html
は、アプリケーションのトップページとして最初に読み込まれ、コンポーネントの呼出しは、セレクターと呼ばれるコンポーネントのキーを要素名とすることで関連付けされる。
以下、index.htmlでは次項で示すルートコンポーネントのセレクターapp-rootをbody部で指定し関連付けしている。
また、styles.css には、土台となる汎用的な共通スタイルを追記する。
(雛形プロジェクトの生成時は、スタイルは設定されていない。)
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index.html
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style.css
スタートアップコード(main.ts)の読み込み
main.tsでは、ブラウザでアプリケーションを起動するために準備されているAngular標準の
platformBrowserDynamic.bootstrapModuleメソッドを次項で示す
ルートモジュール(AppModule)を引数とし、起動している。
- main.ts
ルートモジュール(app.modules.ts)の読み込み
app.modules.tsでは、モジュール構成の宣言(@NgModuleデコレーター)とモジュールクラスの定義(export class AppModule)が記述されている。
- app.module.ts
@NgModuleデコレーターで設定できる主なパラメーターは、以下の通りでdeclarationsとbootstrapに次項で示す
ルートコンポーネント(AppComponent)を設定し、このルートモジュール(AppModule)をexport class AppModuleで公開し、前項のスタートアップコード(main.ts)で参照している。
- @NgModuleデコレーターの主な設定項目
declarations: モジュールに属すコンポーネント(※1)、ディレクティブ(※2)、パイプ(※3)等の設定
(※1)コンポーネント : 次項で示す@Componentデコレーターでラップされているクラス一式
(※2)ディレクティブ :ngIf、ngFor、ngStyle、ngClass等の構造/属性ディレクティブ
(※3)パイプ : 与えられたデータを加工整形する仕組みimports:NgModuleで宣言した外部モジュールのインポート設定export:NgModuleで宣言したモジュールの公開設定providers: サービスクラスをimports先で使用できるようにする設定(DI:依存性注入)bootstrap: ルートコンポーネントの設定Id: モジュールIDの設定
ルートコンポーネント(app.componet.ts)の読み込み
ルートコンポーネントとは、最初に呼出されるメインとなるコンポーネントであり、前項までの経緯でルートモジュール(app.modules.ts)から呼出される。
@Componentデコレーター の下記パラメーターで自身のセレクター、HTML、CSSを設定し、起動画面(template-pj app is running!.)を表示している。
- @Componentデコレーターの主な設定項目
selector: コンポーネントの参照キー。
templateUrl: コンポーネントが読み込むHTMLのファイルパス。
styleUrls: コンポーネントが読み込むCSSファイルパス。
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app.component.ts

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起動画面(template-pj app is running!.)

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